JK2年目の女子


「今年の夏こそリア充したい」
毎年わが家でやっている七夕祭りの
笹の枝につるされた短冊にそう書いてあった
家族の誰が書いたのか知らないがその一行で
JK2年目の私の夏は変わった

私がごく普通の女子と言われてしまうのは
そもそもどうすれば弾けてリア充できるのか、
皆目思いつかないからだ
そうこうしているうちに、
ありふれた日々だけがどんどん過ぎていく

夏休み半ば、私は一人で大阪に行った
この街でならリア充できるのではないかと…
今の自分を変えたい一心で
私はお好み焼き店のお兄さんに尋ねた
「この店にパーティピーポはいますか…?」

彼の答えは明快だった
「パーティピーポしかいないっすね」
お好み焼きはすごく美味しかったし、
お客さんたちもとっても陽気だった
でも何かが違った、何かが突き抜けてない…

帰りの新幹線のなか、私は
あの店のお客の一人の言葉を思い出していた
「お嬢ちゃん、
あんた今時珍しい普通のええ子やわ!」
それって慰め?それとも…
posted by 仮名吹(かなぶき) at 19:25Comment(0)自作の詩