父と母と子


父は
僕が普通のスポーツ選手になるように
育てたがっていた
悪く言えば型にはめ込みたがっていた

母は
僕がどこまでも自由に
遊びたいように遊ばせてくれた
悪く言えば甘やかしていた

そういうなかで僕は
嬉しい言葉 悲しい言葉
なぜか忘れられない言葉
いろんなものを心にため込むばかりで
何者にもなれず年だけ取っていった

今、たまりにたまった言葉たちが
詩というかたちを装って
戯れているだけなのかもしれない

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